久々にコンサートで現代ものを弾きます
![]() デュティユー作曲 3つのプレリュード 1.影と沈黙(1973) 2.同じ一つの和音の上で(1977) 3.対比の遊び(1988) 昨年この世を去ったフランスを代表する現代作曲家デュティユー。 12音技法、実験音文字色楽文字色と前衛的な方向へ大きく変貌した時代の 流れにとらわれず、独自のスタイルの中での新たな探求が伺えます。 倍音列、クラスター技法を感じる和音、鏡像形による音の配列等、 響きや音色への探求が感じられ、音を通して空間美を思わせてくれます。 個人的には、現代曲で、音の建築を感じる作品には魅力を感じてしまいます。 子どもの頃から、家の間取りや図面を眺めるのが好きだったことも 関係あるのでしょうか? ‘楽譜の設計図’を見ていると楽しい ![]() それだけで、作品の個性や、音楽的特性は十分に表われていますから。 それに現代曲には日本の侘び寂びと通ずるものを感じます。 なので、「間」も面白い。その空気感の「遊び」も面白い。 そして、演奏者と聴衆との、その「せめぎ合い」も面白い。 聴衆の思惑を良い意味で裏切る面白さもあります。 これは、あまり耳馴染みのない現代曲ならでは面白さでしょうか ![]() 2014年 3 月 22 日 (土) NPO法人JML音楽研究所「フランス音楽専門講座」開講20周年記念コンサート 音の美食家たちⅤ 昼の部 13:00~(12:30開場) 夜の部 17:30~(17:00開場) 紀尾井町サロンホール 全席自由 各部 1000円 私は14時半くらいの出演予定です。 お時間あります方は、せめぎ合いの参加に?! 是非いらしてください ![]() スポンサーサイト
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