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便利の弊害
この時期、湿度の高さにはうんざりですね。

私は天気が悪いと頭痛になりやすいし、体調も崩しやすく気分も滅入る。
だからと言っても乾燥しすぎも、水分量の減っている若くないお肌にはきつく、
かっさかさで粉もふくし、肌荒れも起こす

年々いろんな意味で柔軟性がなくなり

… 悲しいお話。



さてさてこの湿度の高い時期、楽器には一番辛い季節  

1台のピアノは特に繊細で、湿度の激しいこの季節に耐えられる精神力も体力もない子です。
このピアノは実力はあるのですが、それを発揮できる環境が限られていて、
すぐに湿度の変動で心身ともにやられ、ご機嫌損ねておかしな歌い声になる、
扱いの難しい子なのです。

エアコン除湿で湿度を適切にはできても、部屋が冷えすぎて、
柔軟性がなくなっている私の体の方が耐えられず、今年は新たに除湿機導入。

購入にあたっていろいろ調べてみれば、最近の家電は進化しすぎてて、
逆に有り難くない製品ばかり!
昔の除湿機は湿度設定がいろいろできたものがあったのに、
最近のは、まぁ賢すぎてほとんどの機種が自動で運転。

楽器のことなど考えて作られているはずもなく、
頼んでもいないのに60%くらいで勝手に気をきかせて運転停止。。。

それでは楽器には多湿なんですよ~

何とか手動で設定できる機種もあったのですが、ほぼ唯一 ?! ではないでしょうか

数年前の除湿機からすれば相当進化しているわけですが、
良いに違いない!はずのサービスが良いとも限らないし、
サービス過剰でかえって不親切、便利すぎるがための不便 ...
そのようなことも意外とあるのではと思います。


良く考えてみると、便利になったための代償は大きいように思います。
様々なものが、人間の代わりにやってくれるので、
体を使ったり、頭を使ったり、気を配ったりしなくてよくなり、
おかげさまで五感はもれなくすべてが鈍り……
技術の進歩によって、人間そのものは退化していく矛盾

… こ.わ.い.お話。


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【2012/06/26 23:57】 | 日記 | page top↑
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